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監修・執筆:伝統鍼灸喜心堂 院長 坂口翔太(はり師・きゅう師・柔道整復師)
最終更新日:2026年7月25日
心の不調は、気持ちの変化だけでなく、眠れない、身体の力が抜けない、胃腸の調子が悪い、首肩がこるといった身体症状として現れることがあります。
伝統鍼灸喜心堂では、精神科・心療内科などで行われる診断や治療を尊重しながら、睡眠、食欲、身体の緊張、胃腸の状態などを含めて全身を確認します。
一度に多くの鍼を使用するのではなく、身体の反応を確認しながら、必要と判断した少数の鍼を中心に施術しています。
当てはまる項目があるからといって、特定の病気と決まるわけではありません。
症状が続いている場合は自己判断せず、必要に応じて精神科、心療内科、内科などの医療機関へ相談することが大切です。
心の不調は、気分の落ち込みや不安だけとして現れるとは限りません。
精神的な負担や睡眠不足などが続くと、次のような変化を伴うことがあります。
うつ病などでは、気分の落ち込みや興味・喜びの低下とともに、不眠、食欲の変化、疲れやすさ、集中力の低下などが現れ、生活に支障が生じることがあります。気になる症状が続く場合は、自己判断せず専門機関へ相談することが勧められています。
ただし、動悸、息苦しさ、めまい、倦怠感などは、心臓、甲状腺、貧血、睡眠障害、薬の影響などでも起こる可能性があります。
心の問題だと決めつけず、必要に応じて内科などで検査を受けることも重要です。
次のような状態がある場合は、鍼灸よりも精神科、心療内科、かかりつけ医、救急医療などへの相談を優先してください。
具体的な計画があるなど差し迫った危険がある場合は、一人にならないようにし、119番を含めた緊急の支援につないでください。
厚生労働省は、電話やSNSなどで利用できる相談窓口も案内しています。
現実にはないものが見える、声が聞こえる、幻覚、妄想、強い混乱がある場合は、専門的な医学的評価が必要です。
無理に否定したり説得したりせず、本人と周囲の安全を確保し、精神科医療へ相談してください。
このような変化は躁状態でみられる場合があります。うつ状態だけでなく、過去に活動性が極端に高くなった時期がある場合も医師へ伝えることが重要です。
食事や水分をほとんど取れない、強い落ち込みや不安により、食事や水分を取れない、起き上がれない、著しく衰弱している場合も、速やかに医療機関へ相談してください。
胸痛や強い呼吸困難を伴う、動悸や息苦しさが精神的な緊張に伴って起こることもありますが、心臓や肺などの病気が関係している可能性もあります。
強い胸痛、失神、冷や汗、急な呼吸困難などがある場合は、鍼灸院ではなく救急医療を優先してください。
鍼灸院では、うつ病、双極性障害、不安症、パニック症などを診断することはできません。
また、精神科や心療内科で行われる薬物療法、心理療法、カウンセリングなどの代わりになるものではありません。
伝統鍼灸喜心堂では、必要な医療を受けることを前提として、次のような身体面の不調を含めた体調管理の一つとして鍼灸施術を検討します。
医療機関を受診すべきか判断できない場合は、かかりつけ医、保健所、保健センター、精神保健福祉センターなどへ相談する方法もあります。診療範囲は医療機関によって異なるため、受診前に確認すると安心です。
中医学では、感情、思考、意識、睡眠などの精神活動を「神」と表現します。
心の不調を「心」だけの問題とは捉えず、肝・心・脾・腎の働き、気血の状態、睡眠、飲食、疲労、感情の変化などを含めて考えます。
ここでいう「心」「肝」「脾」「腎」は、現代医学の心臓、肝臓、脾臓、腎臓そのものだけを意味するものではありません。身体と精神の働きを含めた中医学上の概念です。
同じ「不安」「不眠」「気分の落ち込み」であっても、症状の現れ方や身体の状態は一人ひとり異なります。
ストレスや緊張が強いタイプ
肝気鬱結
精神的な負担によって気の巡りが滞り、心身の緊張が続いていると考える状態です。
次のような傾向がみられることがあります。
緊張が長期間続き、ほてり、怒り、寝つきの悪さなどを伴う場合は、肝鬱化火などの状態も検討します。
疲労や食欲低下を伴うタイプ
心脾両虚
過労や考え過ぎなどが続き、心身を養う気血が不足していると考える状態です。
次のような傾向がみられることがあります。
気分の落ち込みだけでなく、疲労、食欲、睡眠、消化状態などを合わせて確認します。
中途覚醒やほてりを伴うタイプ
心腎不交・陰虚火旺
身体を潤し、落ち着かせる働きが不足し、夜間に心身が鎮まりにくくなっていると考える状態です。
次のような傾向がみられることがあります。
慢性的な睡眠不足、過労、長期間の精神的負担などとの関係も確認します。
喉や胸の詰まりを伴うタイプ
痰気鬱結
気の巡りが滞り、水分代謝の乱れによって生じた「痰」が、胸や喉、精神状態に影響していると考える状態です。
次のような傾向がみられることがあります。
喉の詰まり感に、飲み込みにくさ、声の変化、体重減少などを伴う場合は、耳鼻咽喉科や消化器内科などでの検査を優先します。
複数の状態が重なることもあります
実際の心身の不調は、一つの分類だけに当てはまるとは限りません。
例えば、精神的な緊張による肝気鬱結が長く続き、睡眠不足や食欲低下による心脾両虚が重なっている場合もあります。
そのため喜心堂では、症状名だけで判断せず、発症の経緯、悪化・緩解要因、睡眠、食欲、便通、月経、舌、脈、腹部などを総合して施術方針を考えます。
1.現在の治療状況を確認します
初めに、次の内容を確認します。
精神科や心療内科へ通院中の場合もご相談いただけます。
医療機関の治療方針を尊重し、薬の中止や減量を勧めることはありません。
2.心だけでなく身体の状態を伺います
心の不調とともに現れている身体症状を詳しく確認します。
「心の問題だから身体は関係ない」と考えず、心身の状態を一つずつ整理します。
3.舌・脈・腹部などを確認します
問診に加えて、舌、脈、腹部、手足、背部などを確認します。
同じ不安や不眠でも、身体の緊張が強い方、疲労が目立つ方、冷えを伴う方、ほてりを伴う方では、施術方針が異なります。
4.少数の鍼を中心に施術します
喜心堂では、一度に多くの鍼を使用するのではなく、身体の反応を確認しながら、必要と判断した少数の鍼を中心に施術します。
強い刺激が苦手な方や、鍼が初めての方にも配慮しながら進めます。
施術中に不安や気分の変化を感じた場合は、我慢せずにお伝えください。
5.施術後の変化を確認します
施術後は、症状の有無だけでなく、次のような変化を確認します。
一回の施術だけで判断せず、その後の状態を確認しながら施術方針を調整します。
精神科や心療内科へ通院中でも受けられますか?
はい。通院中の方もご相談いただけます。
現在の診断、治療方針、服用している薬などを確認し、医療機関での治療を妨げない範囲で施術方針を考えます。
薬を飲みながら受けられますか?
医師から処方された薬を服用しながら鍼灸を受ける方もいます。
薬を自己判断で中止したり、量を減らしたりしないでください。初回来院時は、服用している薬が分かるように、お薬手帳などをお持ちください。
鍼を受けると薬を減らせますか?
鍼灸師が薬の減量や中止を判断することはできません。
薬の変更については、必ず処方した医師へ相談してください。
不安が強くても施術を受けられますか?
その日の状態を確認し、無理のない範囲で施術します。
施術室で横になることや、鍼を受けること自体に強い不安がある場合は、事前にお伝えください。身体の確認や説明を行いながら進めます。
鍼は何本くらい使いますか?
身体の状態によって異なりますが、喜心堂では必要と判断した少数の鍼を中心に施術しています。
多くの鍼を使用することを前提とはしていません。
身体のどこに鍼をしますか?
症状のある場所だけに鍼をするとは限りません。
舌、脈、腹部などを確認し、手足、背中、頭部などから使用する経穴を選ぶ場合があります。
何回くらい通う必要がありますか?
症状の内容、続いている期間、生活状況、医療機関での治療、施術後の身体の反応などによって異なります。
初回の状態と施術後の変化を確認しながら、通院の目安をご説明します。
関連する症状
心の不調とともに、次の症状でお悩みの方もいます。
各症状の詳しいページをご覧ください。
心の不調を一人で抱え込まないでください
心の不調は、気持ちの弱さや性格だけで起こるものではありません。
不安、落ち込み、不眠などに加えて、動悸、胃腸の不調、頭痛、首肩のこりなど、複数の身体症状が重なることもあります。
症状が続いている、生活に支障が出ている、今までと違う状態が続いている場合は、精神科、心療内科、かかりつけ医、公的相談窓口などへ相談してください。
伝統鍼灸喜心堂
完全予約制
池袋西口から徒歩5分・1b口から徒歩1分
慢性的な不調、不定愁訴、自律神経の乱れからくる不調についてご相談を受けています。
執筆者:坂口
はり師・きゅう師・柔道整復師
伝統鍼灸喜心堂 院長
公開日:2026年7月25日
最終更新日:2026年7月25日
1.予約
WEB予約がありますのでそちらをご利用ください。事前問診表入力の施術コースは初回施術料が少しお得になっておりますので宜しければご利用ください。※予約2時間前までの提出が必須となります。
2.ご来院
予約時間の5分前を目安にご来院下さい。早すぎるご来院はご案内出来ませんので予めご了承ください。遅刻した場合は予約枠内での施術もしくは時間が足りないと判断した場合はキャンセルとして対応致します。その場合キャンセル料が生じますので5分前来院のご協力をお願い致します。
3.問診から検査
東洋医学は症状が何故生じているのか、その背景を大切にしています。その為生活習慣や環境、悩みやストレスなど細かくお聞きしますが施術の質を上げる為にご協力をお願い致します。
4.施術
問診検査から現時点で必要と判断したツボに対してなるべく少ない本数で施術を行います。そうする事で鍼灸施術後の身体の変化を追いやすい為です。
5.セルフケア指導と通院目安のご案内
施術後の反応をもとに、必要なセルフケアの内容と通院頻度の目安をお伝えします。セルフケアは、鍼灸だけに頼らずご自身の回復力を育て、日常を安定させていくための大切な取り組みです。無理のない範囲で、できることから一緒に整えていきましょう。
問診でお身体の状態を東洋医学の観点から詳細に分析
身体の状態を脈・舌・ツボの反応で東洋医学的に検査
問診や検査情報をもとに、鍼灸施術に必要な刺激量を見極め、施術中・施術後の身体反応を確認しながら調整します
〒171-0021
東京都豊島区西池袋3-22-10
ルミエール301
池袋駅1b口から徒歩1分
池袋駅西口から徒歩5分
院前にコインパーキング有
11:00~21:00
日曜・水曜・その他不定休