肩こり・首こりと鍼灸治療

肩や首が日常的に痛い、こりを感じるという方は多いと思います。近年は仕事や趣味の時間でスマホやPCの作業が増えた事により、肩こりで悩んでいる方はさらに増えていると思います。

そんなつらい肩こりで悩まない身体を手に入れたい方に鍼灸はお勧めです。

人の身体は二足歩行をするために元々首肩腰に負担のかかりやすい構造をしています。

頭は約５キロ、片腕は体重の約6％あると言われています。この重い頭と腕を常に支えなければいけないので通常の状態でも首肩周りの筋肉は負担がかかっています。

筋肉に過度の緊張状態が続く事で筋肉は血管を圧迫して血液循環が悪くなり、神経を刺激してこりや痛みを引き起こします。

血液循環が悪くなると筋肉はさらに硬くなっていくので肩こりは放置すると少しづつ悪化していきます。

デスクワークなど長時間の同一姿勢、冷房による身体の冷え、肩掛けバッグなどいつも決まった方の肩にかけるといった習慣、加齢や運動不足による筋力の低下、姿勢の崩れ、精神的ストレスが溜まっている状態は肩こりをさらに悪化させる要因になります。

また肩こりを起こしやすくなる病気として頸椎疾患、狭心症、高血圧、眼科疾患、耳鼻咽喉疾患、うつ病、歯の問題などがありますので鑑別に注意が必要です。

東洋医学の考えでは身体を構成する気血津液の巡りがスムーズであれば身体はコリの無い良い状態を保つことが出来ます。

しかし何らかの要因で気血津液の巡りに停滞が起こる事でコリを感じるようになります。

気血津液の停滞が慢性化する事で停滞部位の筋肉が徐々に硬くなり、「こり」「重だるさ」「痛み」「痺れ」が生じてきます。

鍼灸では何故コリが生じているのか、気血津液の停滞が起こっている原因が何なのか、問診と体表観察を行い原因を探ります。

鍼灸や整体は血流の調整や筋肉の緊張を和らげ、肩こりに対してのアプローチが得意な施術法です。

肩こりを改善する事でそれに伴って出ていた頭痛や眼精疲労が落ち着く事もよくあります。

当院では東洋医学の観点からお身体の状態を分析して施術を行います。

肩こりの原因は何なのか、何故その症状が出ているのか調べる為に

・悩みの症状の詳細はもちろん

・過去の既往歴や普段の生活状況

・幼少期から現在までの体調どうか

・仕事やプライベートでつらい事、悩み事を抱えていないか

など様々な情報を組み合わせ、一人一人の体質に合わせた鍼灸治療、整体を行います。

東洋医学は病を診るのではなく人を診る事で身体が治ろうとする力を最大限引き出します。

色々な治療を受けてきたけど中々改善しない不調を抱えている方は是非一度ご相談ください。